ネットとコンテンツの関係論

「やわらか戦車」はすごい

2011/01/04

メディアとしての通信と放送の融合は、進むやら進まないやら全然わからない状況なのだが、その一方でコンテンツレベルではネットと映像は蜜月関係に入ったといってもよさそうだ。

ITmedia+Dモバイルの『「やわらか戦車」って何だ? ネット発コンテンツの新潮流』を読んで、すごいクリエーターもいるものだ、と感心した。

 「くわがたツマミ」に「やわらか戦車」――。こう聞いただけでは、なんだそれは? と思う人間も多いだろう。しかしこれらは確実に“知る人ぞ知る”存在になっている。

 上記はいずれも、クリエイターの「ラレコ」さんが制作、Web上で公開したFlashアニメのキャラクター。ブログなどを介して口コミで広まり、一部で有名になった。

ちなみに、下記のページから見ることができるから、ぜひご覧いただきたい。
くわがたツマミ
やわらか戦車のブログ

この「ラレコ」さんのどこがすごいかというと、まずすべてひとりで制作しているというところだ。それでいて、ちゃんと短編アニメーション作品にまとまっている。絵と音とストーリーのバランス感覚が素晴らしい。

ひとりで制作する作品というと、どこか得意な分野が突っ走っている感じがあるものだが、「ラレコ」さんの作品はすべての要素が支え合って、独特の脱力的世界を形作っている。

特に、自ら作曲し歌い声優までつとめる音の部分がクローズアップされているようだが、独特のキャラクター設定やきっちりと描かれた絵がなければ、この作品は成立しないと思う。

Flash作品だが、オールドムービー風のエフェクトまで入った立派な映像作品になっている。

これでLivedoorネットアニメに気づいて他の作品も見てみたのだが、非常にレベルの高い作品がいくつも見られるのには感心した。

こうした短編アニメーションは、なかなかお金につながらないと思うのだが、なんとかしてスポットを当てたいものだ。

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