コンテンツ評論 テレビ番組評

「運命の人」をみた

http://www.tbs.co.jp/unmeinohito/

山崎豊子の小説が原作だが、有名な沖縄返還にかかわる政府間密約問題を取り上げたた物語である。
原作は読んでいないので、以下の指摘は原作を忠実にドラマ化したことに起因する部分があるやもしれず。

最近、本業とは別の話題で名前が頻繁にニュースに出ていた本木雅弘が主演で、密約問題をスクープして、有罪判決を受ける新聞記者を演じる。
その妻に松たか子、密約文書を記者にリークする外務省事務官の役に真木よう子という布陣だ。

ドラマそのものは実話をベースにしていることもあって、重厚なタッチだ。

表のテーマとしては、新聞記者、ジャーナリストの使命といったようなところだろうか。
主人公自身が、使命感に燃える記者であり、国民を欺いて密約を結ぶ政府への憤りが行動の背景にある。
その一方で、スクープを狙う功名心といったものも垣間見られる。

だが、ドラマとしての興味がどうも記者をめぐるふたりの女性の確執に流れる傾向は否めなかった。
女性視聴者のことを配慮したつくりだということだろうか。
そのわりに、記者と女性事務官のベッドシーンを描かないなど、中途半端な気もしないではなかった。

真木よう子が熱演。特に、後半裁判に持ち込まれてからの、愛憎半ばした暗い情念の表現が眼を引く。
いわゆる、いい女である。 悪女役なども見てみたい。

 

 

 

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