ネットとコンテンツの関係論

映像がコミュニケーションの道具となること

2011/01/04

今日の日刊デジクリの記事「個人ビデオの時代がやってくる(神田敏晶氏筆)」は興味深かった。(バックナンバーで読めるから、興味のある方は一読を)

興味深かったのは、アメリカのサイト"youtube.com"の紹介である。
ちょっと引用しよう。

全世界の人々が映像をアップするというサイトであるが、タグが使えたり、知人のお気に入りを共有することができたり、ジャンル別があり、さらにグループまであるWEB2.0時代のビデオ投稿サイトとなっている。ネット知人のブックマークは、もはや、ネットテレビの編成局として、考えたほうがよさそうだ。
(…)
Googleは、単にテレビ番組を購入できるようにしたが、Youtubeは、世界のネタを一斉に公開しはじめている。しかも、公開タグのソース(Embeddable Player)を自分のブログに貼るだけで、自分のサイトを通じてお気に入りビデオを公開(宣伝?)することもできる。

また、ビデオをアップロードした本人にメールをしたり、友達になってほしいという「関係性」を築くことまで可能になっている。

さっそく http://www.youtube.com/ にアクセスし、登録することにした。
登録といっても、ユーザーネームとメールアドレスと任意のパスワードを入れるだけである。

いつ開始したサイトかわからないのだが、すでにたくさんの映像が登録されている。撮りっぱなしビデオに近いものから、CGを使ったちゃんと作品になっているビデオまで、いろいろあるようだ。

いくつかを選んで再生してみたが、Firefoxでもちゃんと再生できるというところは気にいった。プログレッシブ・ダウンロード式になっているのか、ダウンロード速度が追いつかないと途中で止まることもあるものの、だいたい大丈夫のようだ。

私の趣味はカヤックなので"kayak"と入力して検索してみた。出てきた、出てきた。なんだか、草の上でクルマでカヤックを引っ張り回して遊んでいる(危ない!)映像とか、雪の上でカヤックをそり代わりにして滑っている映像、どう見ても市販のビデオかテレビ番組のようなサイドスーパー入りの映像までリストアップされた。(オフシーズンのせいか数は少ない)

しばらく、このサイトに登録されたいろいろな映像を見て楽しみたいと思っている。

日本でも、こんなサイトがスタートすると面白いな、と思う。(英語さえ気にしなければ、日本人が映像を見たり登録したりするのに問題はないと思うが)

日本の家庭には、かなりの率でビデオカメラが普及している。その多くは、我が子の成長記録か、旅行の記録を撮るためだけに使用されている。そうした映像は、家族か、ごく親しい友人にだけ公開されるだけに終わっている。

だけど、ビデオカメラというのはすごいコミュニケーションのツールなのだ。うまく使えば、すごく面白いコミュニケーションができる。それを個人のレベルで使えるようなコミュニケーションの場が存在すれば、国民全体の映像に対する意識がアップしてくるだろう。

カメラつき携帯やデジカメのおかげで、写真をメールに添付して送るというコミュニケーションのかたちは一般的になってきた。つぎは願わくば映像を使ったコミュニケーションのかたちがそうなってほしい。

多くの人がつねに受け身で映像を見ているだけでなく、自分で映像を使って何かのコミュニケーションを試みようとしはじめれば、何かの見えない扉が開く。…と私は思っているのだが。

とりあえず、危ない草の上のカヤック遊びの映像を貼り付けてみる

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