コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

日本は次の世代を何で食わせていくのか?

気になった記事。

池田信夫 blog : ポスト工業化時代は江戸時代? - ライブドアブログ

もう日本が「ものづくり」で輝く日は二度と来ない。主要な市場が国内にないのだから、国内でつくる必然性がない。(…)

これから日本で成長するのは、国内の老人向け産業である。といっても、それほど悲観するにはあたらない。老人こそポスト工業化社会の中心だから、これに適応するイノベーションを実現すれば、日本はトップランナーになれるかもしれない。(…)

最低限度の所得さえあれば、老人にとって最大の問題は年金より退屈だろう。サラリーマンは仕事をやめてから平均20年以上、何もすることがない。

池田センセイは老人に暇つぶしを提供することこそが、ポスト工業化時代の日本のメインテーマになると考えていらっしゃるようだ。

しかし、次の時代を担う若者たちに「キミたちの仕事はこれから老人の暇つぶしを作ることだ」と言って、モチベーションが上がるものか、はなはだ首をかしげたくなる。

このところ、日本の製造業(工業)の終焉を感じさせるようなニュースが多い。エルピーダの倒産しかり、テレビメーカーの凋落しかり。
製造業は今後日本国内からどんどん外に出て行くだろうし、日本国内の雇用はどんどん失われていくだろう。

もちろん、最先端の技術的な仕事は残るだろうが、そういう仕事は誰にでもできるというものではない。

問題は、政治や企業が本気で次の世代を食わせていくための仕事を作り出そうとしているようには見えないということだ。
過去の栄光にしがみつき、小手先の対策で製造業で名をはせた時代が蘇ると、国民に信じさせようとしているように見えるが、もちろん国民のほうが賢いので、そんな手にはのらない。

時代の針は逆には回らないのだから、若者たちを食わせていく仕事を新しく見つけ出さないと、日本はこのまま経済的に沈没していくだけなのだろう。

元に戻って、池田氏のいう「老人の暇つぶし」を「(とっても広い意味での)コンテンツ」と言い換えてみてはどうだろう?

19世紀以前の農林水産業、20世紀の工業にかわる、21世紀の「メシの種」は「コンテンツ製造業」になるのだろうか?

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