コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

無料の情報発信から収益を得るには

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カネを媒介としない新しい経済ー21世紀の評価経済論 - elm200 のノマドで行こう!

おもしろい議論なのである。まずは直接読んでみてほしい。
筆者は、古典的な「カネとモノとの交換」「カネとサービスとの交換」に続く新しい経済のフェーズとして「無料の情報発信」を置く。

インターネットの発展とともに、情報発信のコストが飛躍的に減少して、事実上ゼロに。無料で提供される情報が爆発的に増大した。(…)

無料で提供された情報が有用である場合、発信者は優秀との評価を受けて、インターネットに評判を蓄積していく。

筆者はこの「評判」を通じて、情報の発信者は間接的に収入を得ることができる、と説く。

評判は、サービスの単価を直接決定するのだ。評判を蓄積するには、インターネットへ有用な情報発信をすればいい。作家ならブログに文章を書けばいいし、音楽家なら自分の音楽をネットで無料に聞けるようにすればいい。(…)

情報発信者はなぜ情報を直接売ってカネにしないのだろうか?答えは、売れないから、だ。情報には、モノやサービスが持つ排他性がまったくない。複製コストがゼロである。どんな安値をつけてもそれより安く売る競争者が現れる。

筆者の知人にもいる。自分の知識や経験を事細かにブログなどで情報発信している人。
事情を知らない人は、なぜそんな面倒なことをするのか、といぶかしむ。
知識や経験を無料で公開したら、せっかく蓄積したものをタダで人にくれてやることになるではないか、と。
だが、彼はそれを読んだ人から仕事の受注を受けたり、ブログに仕掛けたアフィリエイトで収益を得たりしている。

これが、筆者の書いている「評判」だろう。

これを読んで、もうひとつ思い出すことがあった。

ネットベンチャー3.0【第9回】:mF247の丸山茂雄さんが考えた「焼きそば屋的Web2.0ビジネス」(下) (2/2) - ITmedia ニュース

「歩行者天国では実はバンドはまったく儲かっていなくて、儲かってるのは焼きそば屋とかホットドッグ屋。だから僕たちは聴く人からお金を取るつもりはないし、ミュージシャンから貰っている審査料も、そのうち撤廃するかもしれない。だから焼きそば屋とかで儲ける仕組みを作ればいいんだよね」

通じるモノがある。…というよりは、ほとんど同じ発想だと思う。ただ、立場がちがう、というだけ。
この丸山という人は直接の情報発信者(ミュージシャン)ではなく、プロデューサーだから、こういう言い方になる。

古い時代の固定観念にとらわれている間に、時代はどんどん回転しているのだ。

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