コンテンツ文化論 電子書籍の夜明け

オーサリングの夢

私がいま、1番注目しているソフトウェアは、Appleが先週発表したiBook Authorだ。

Apple、無料の電子書籍作成ソフト「iBooks Author」をMac App Storeで公開 -INTERNET Watch

 ページ内にマルチタッチ対応のインタラクティブな要素を追加できる各種ウィジェットも用意。これらを配置することで、フォトギャラリー、動画や音声、3Dオブジェクト、HTMLモジュール、「Keynote」のプレゼンテーションなどを電子書籍中に盛り込むことが可能だ。

無料なのなら、さっさと試せばよさそうなものだが、これは最新のMac OS Xのみに対応するソフト。
私は古いPowerMacしか持っていないので、敷居が高いのだ。

上記の記述だと、電子書籍という、テキストや静止画中心のコンテンツしか作れないようにも思えるが、そうではない。


上記の動画をみればわかると思う。動画をふんだんに使ったコンテンツも作成可能なようだ。

そもそも、オーサリングとは何か?
オーサリングとは【authoring】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典 によると

文字や画像、音声、動画といったデータを編集して一本のソフトウェアを作ること。プログラミングを伴う場合もあるが、一般には複数のマルチメディア要素を編集・統合して一つのタイトルとしてまとめることをオーサリングと呼ぶ。

とある。

映像の世界に「オーサリング」という言葉が登場してきたのは、DVDからだ。
DVDには、映像コンテンツの他に、メニューやチャプターといった機能があり、これらを作り込むことをオーサリングと言ってきた。
(静止画のスライドショーといった機能もあるが、これはあまり使われていないように思う)

iBooks Authorは、その名前からして電子書籍しか作れないようなイメージだが、動画を中心としたコンテンツだって作れるし、動画アプリ作成ソフトと呼んでも間違いではないような気がしている。

Appleはまず教科書を電子書籍化することによって、イマイチふるわないiBooksを普及させていこうと考えているようだ。
これは別に学校に限らずとも、企業内の教育コンテンツにだって応用できるし、電子パンフレットといったものも作れるはず。

さらにいえば、エンターテイメント分野にも応用できるのではないか?
小説に動画の挿絵がついてもいいだろうし、マンガと音声を組み合わせたコンテンツなどにも可能性がある。

ちょっと楽しみな時代になってきたようだ。

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