テレビ番組評

「なるトモ!」が3月で関東での放送終了だって

2011/01/04

やっぱり、関西からの発信は、関東人には理解できないのだろうか。

日刊スポーツによると、

 昨秋から日本テレビで放送されている関西発の朝の情報番組「なるトモ!」(月~金曜、午前9時55分)の関東地区での放送が、3月末で終了することが8日、分かった。
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 「なるトモ!」は、日本テレビ系列のよみうりテレビ(大阪市)制作。関西で「ポスト上沼恵美子」と人気のタレントなるみ(33)、陣内智則(31)が出演する情報バラエティーで、関西地区では04年5月にスタート。
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 この人気に着目した日本テレビが、昨年10月から関西発“逆ネット”の形で、番組を購入し放送していた。

この時間帯は、関西テレビでは「痛快!エブリデイ」という長寿番組が放送されている。こちらは、ちょっと中高年向けという感じなので、「なるトモ!」のほうはやや若向きに仕立てていた感じである。

関西発の生バラエティが関東キー局で放送されるのはたいへん珍しい。
関東での放送開始を聞いたときには、少しは日テレが関西発の情報に興味を示したのかと思った。だが、違ったらしい。

 最終的に同局は関東地区になじまないと判断し、4月以降の番組購入契約を更新しなかった。同局の久保伸太郎社長も「関西では人気番組でも、関東の視聴者には違うのかな」と感想を漏らしていた。

 関西の情報番組は、進行台本に沿うよりも、出演者同士の呼吸で話を進める傾向が強く、そこが魅力の1つ。このため放送当初は関東地区の視聴者の戸惑いもあったが、最近は、関東地区の茶の間にも浸透しつつあった。

ここにも書いてあるとおり、関西の生バラエティというのは、ほとんど台本がなく、ダラダラトークに近い。司会進行も、きっちりとMCが仕切るというよりは、出演者全員で進めていく感じが強い。

関西人の私たちにはなじみのある放送形式なのだが、たぶん関東の視聴者はびっくりしたのだろう。関東キー局のやり方は、きっちりと台本に沿って作り上げていくやり方だからだ。

しかし、やはり半年で「なじまない」という判断は早すぎると思う。

なぜ、日本のキー局は東京にしかないのだろう

地方の時代を本気で実現させるつもりなら、一地域一キー局にしたらよい。Aテレビ系は札幌キー局、Bテレビ系のキー局は福岡にあり、Cテレビ系は大阪発信、というようにすれば、それぞれ自然と地域のよさが出てくるのではないか。

たとえばグルメ情報だって、東京のグルメ情報は全国区と勝手に決めて全国放送するのに、関西の情報はめったと出ることがない。このような情報格差が、結局は東京への一極集中を生む一因になっていると思う。

地方発の情報を、もっともっと放送の中にも取り入れていくようにしないと、絶対に「地方の時代」はやってこないと思う。

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