映画・DVD評(洋画)

「コーチカーター」をみた

2011/01/04

私の子ども時代、テレビドラマでは青春ものが定番だった。
だいたいスポーツ部が舞台で、主人公は指導する教師というパターン。
最近は、あまりそういうドラマを見かけないが、この映画はひさしぶりにその臭いを感じさせてくれる。

といっても主人公は若手教師ではなく、高校OBでスポーツ店を経営する中年男。母校であるリッチモンド高校バスケット部の契約コーチとして、ダメ部員たちを立ち直らせ、州大会の出場にまで導く物語。実話らしい。

このコーチは、最初に部員たちと契約をむすぶ。バスケットの練習だけではなく、授業にも出席して一定の成績をおさめること。それができない部員は、練習も試合も参加させない。

コーチの考えには背景がある。リッチモンド高校は、はきだめの低ランク校、その生徒たちの末路には高い確率で刑務所が待ちかまえている。スポーツと学業である程度の成績があれば、奨学金を得て大学へ進学が可能になるというのだ。

あとは、ほぼご想像どおり、紆余曲折を乗り越えて部員たちはコーチについていき、彼の考え通りのコースを歩む。

少年スポーツの指導者にはぜひ見てもらいたい映画だが、ちょっと出来すぎの感もある。主演がギョロ目のサム・ジャクスンだから迫力があって、部員たちもついていかなければならないような雰囲気だが、普通はこうはならないよなあ。

それにしてもコーチの語る、黒人の若者の1/3は刑務所へ行く、というのは本当なら、アメリカのとんでない現実だなあ。

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