テレビ番組評

「アンフェア」最終回をみた

2011/01/04

関西テレビ制作、火曜10時枠の連続ドラマ。
アンフェア(不公正、フェアではない)」というタイトルもユニークだが、ストーリーもこんがらがるほど複雑だった。

篠原涼子主演。バツイチで離婚した夫の元に一児がいる、警視庁捜査一課の女刑事に扮する。マトリックスばりに黒いロングコートを着こなす、クールで敏腕な刑事役だ。篠原は、最近進境いちじるしい演技力でそれなりカッコよくは演じていたが、はっきり言ってバラエティでの天然ちゃんぶりがちらついて、刑事にも母親にも見えなかった。

もっとも、それはそれでいいのだと思う。このドラマはアクチュアリティを要求される、いわゆる刑事ものではないからだ。ひとつの連続殺人事件の謎を追いかけ、そのトリックを探る事件もの、それもけっこう荒唐無稽系の事件ものだから。

最終的にすべての事件の黒幕は、篠原演じる雪平刑事のパートナー、安藤刑事だったということで幕を閉じたが、まあ納得できないことおびただしい。最後の告白シーンも、安藤を演じる瑛太のどヘタな演技でぶちこわしになっていたが、つじつまは全然合っていないし、説明不足だ。

※たとえば、後半安藤は美央の世話と捜査で忙殺されていたのに、どうやってあれほどの人間を殺す時間の余裕があったのか、とか。エンディングロールに殺人シーンが入っていたけど。

というより、謎の作り方が強引で、解き方を考えて作られていない構造だったと思うな。謎が広がっていく展開は、それなり面白かったのだが。広げたきり包むことのできない風呂敷だ。

でもまあ、最後まで欠かさず見続けることができたし、アリのドラマだったとは思う。

ところで、結局「アンフェアなのは誰?」。

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