コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「ジーン・ワルツ」をみた

ジーン・ワルツ [DVD]海堂尊の小説が原作。海堂尊、売れてるなあ。次々映画化、ドラマ化されているし、どんだけ稼いでるんや。

田口・白鳥シリーズとは別の街、大学病院が舞台だ。

菅野美穂が演じる主人公は産婦人科医。産婦人科の抱える訴訟リスクとか、代理母出産などの問題を扱っているが、全体的に「薄口」。

主人公は大学病院をやめ、いつでも妊産婦を受け入れる医療施設を立ち上げることによって「体制の外から変えていく」と発言する。
一方、田辺誠一演じる恋人は、大学の教授となり「体制の中から変えていく」発言をする。
そのわりに「何を、どのように、変えていくのか?」という議論が希薄なのだ。
そこにあるのは「白い巨塔」的な医局改革のイメージのみ。

冒頭では、分娩中の事故で母親を死亡させてしまった医師が逮捕される、というシーンがある。
また途中、救急車搬送された妊産婦を8病院が拒否し、母子ともに死亡という例が(とってつけたように)挿入される。
だが、なぜそういう事態になるのか、何が問題なのか、語られることはない。

だから、ふたりが「何を、どのように変えていこうとしているのか」全然わからないのですよ。
そこが共感できない原因なのかなあ。

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