コンテンツ評論 テレビ番組評

「絶対零度~特殊犯罪潜入捜査」をみた

上戸彩主演の刑事ドラマ、第2シーズン。

第1シーズンはサブタイトルを「未解決事件特命捜査」といい、要するに日本版コールドケースだった。ところが、この第2シーズンはまったく趣を異にする。

「特殊犯罪潜入捜査」というサブタイトルどおり、捜査のコンセプトは「潜入」である。主人公桜木やその属するチームまるごと、日本の警察がやりそうにない潜入捜査を専門とする特殊班に様変わりしてしまった。こんなのアリか?!

私の思うにこの模様替えは「上戸彩にコスプレをさせるため」ではなかったのか、と思う。

第1シーズンは未解決事件を扱っていたため、主人公の役割は地道な調査や聞き込みだった。そのため、特に変装をする必要もなく、変なモンペみたいなパンツをはいた格好で動き回ることに終始していた。

第2シーズンを作るにあたって、もう少し主人公を目立たせる方法はないかと考えたのだろう。その結論がスパイ大作戦まがいの潜入捜査だった。潜入の必然性に応じて、主人公は時にはOLに、時には家政婦にと、毎回服装を変える。

上戸彩も26歳。女優としての岐路にさしかかっていると思う。同世代で唯一連続ドラマの主役をこなせる人気と演技力をそなえていた18歳ごろは、ボーイッシュな少女キャラで押していけばよかった。しかし、童顔の彼女もようやく少女からただの美人に変貌をとげつつある。しかし、美人女優ならいくらでもいるわけで、いまや同世代の女優の間で埋没しかねない。

このドラマの主人公は、そんな中での久々につかんだ当たり役だったのではないか?

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