コンテンツの育て方 電子書籍の夜明け

Googleが提供する電子書籍

2011/01/04

このところ、矢継ぎ早にさまざまなサービスを打ち出しているGoogleだが、米Googleではオンラインで読むことのできる電子書籍を提供するサービスの提供をはじめるらしい。

ITmediaニュースによると、

 米Googleは、出版社が書籍の全文をオンラインで販売するためのツールを開発中だ。Google Book Searchに掲載した出版社向けの告知で明らかにした。

 値段は出版社側で設定し、ユーザーはGoogle Book Searchで検索した書籍の全文に有料でアクセスできるようになる。ただし閲覧するには個人のアカウントでサインインする必要があり、ブラウザ経由でのみアクセスが可能。コンテンツを自分のコンピュータに保存したり、ページをコピーすることはできない。

これ、成功するのだろうか。
なんとなく疑問に思える。

まず、ブラウザでのみアクセスができるという点。要するに、オンライン状態にないと読めないわけだ。当然、PCから他のデバイスにコンテンツを移したりもできない。

私は、コンテンツの利用姿勢(心の、ばかりでなく身体の)が大事だと考えている。書籍の場合、デスクに向かってじっと読むばかりでなく、ソファに深く沈み込んで読む、寝転がって読むなどの姿勢が可能だ。

しかし、このGoogleのサービスは読者をPC画面の前に縛り付ける。

はっきり言って私の場合は、一冊の本を椅子にじっと座って読み通すことはできない。どんな内容であっても。腰痛のせいもあるが、そればかりではない。

かといって、コンテンツの引用コピーができないのなら、PCで扱う意味は薄い。

後は価格しだいだな。価格が書籍を買うよりも相当安ければ、仕事上の資料になるようなものなら、それで読んで済ませるということもありうる。小説など娯楽ものはまずこういうやり方では読まない。

ただ、このニュースと奇妙に符合するものとして、MicrosoftのOrigamiプロジェクトのことが頭に浮かぶ。UMPC(ウルトラモバイルPC)と呼ばれる、小型軽量なペンタブレット型PCだ。

残念なことに現状のUMPCはおよそ900gと片手で保持するには重すぎる。(馬鹿力のアメリカ人なら、これでも軽いのかもしれないが)
将来的にこれが300gぐらいになったとしたら、無線LANでGoogleのサービスに接続して、書籍を読むという可能性はなくもないと思われるのだが。

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