テレビ番組評

「私たちは何を間違えたのか」は何を間違えたのか?

2010/12/12

今、関西テレビの「あるある捏造疑惑」の検証番組「私たちは何を間違えたのか」が放送中だ。

まだ最後まで見終わったわけではないのだが、この番組が何を検証しようとしているのか、非常に疑問を感じてしまった。

それはつまり「スタッフが捏造し、制作会社や関西テレビはそれを見逃してしまった」と「いうことにしよう」という意図で作られた番組だと思われるからだ。つまり、これは「あるある大事典」で捏造されたのと同じ構図である。最初に意図ありき、であって、真実を伝えようとはしていないように思われる。

制作会社の担当ディレクターが(匿名・顔なしで)登場して、どうして捏造という行為に走ってしまったのかを語るのだが、本当は彼の言いたかったことはこういうことではないのか。
「みんなやっていることじゃないですか。私は運が悪かっただけですよ。見直すなら業界全体、テレビ全体で見直してみてください。打ち切りになる番組がどれくらい出ることか」

こう言い切ってくれたほうが、テレビ界を変えるきっかけになったと思うがなあ。要するに、特定番組の特定スタッフの逸脱行為にする、という方針がみえみえなのだ。

そうではないはずだ。ドキュメンタリーとバラエティの制作態度の混同だとか、視聴率至上主義だとか、制作者の視聴者をバカにした姿勢だとか、いろいろこの後ろには問題があるはずなのだ。

関テレさん、民放連除名されたんだろ。
テレビ界全体を敵にまわすつもりで、そこを発掘してみたらどうなんだい?

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