映画・DVD評(邦画)

「姑獲鳥の夏」をみた

2011/01/04

京極堂「この世には、不思議なことなど何もないのだよ、関口君」
おまえが不思議じゃ!

昭和二十七年の夏を舞台に、呪いを受けた一家、20ヶ月も妊娠し続ける女、古本屋と神主と陰陽師という三つの顔を持つ男、過去を見ることのできる探偵…、など、さまざまに不思議な人物が登場する。

形式的には本格推理のパターンを踏んでおり、関係者が一堂に会しての謎解きシーンがクライマックス。しかし、そこで開陳された真相は、いっこうに納得がいかない。

本格推理の醍醐味は、一見ありえないような事件が合理的なメスを入れられ、簡単に整理しなおされて再構成されることだと思っていたが。これでは謎がさらに増えてしまったような感しか受けない。

推理ドラマと思って見るからいけないんだろう、と思ったが、それではこの映画をどうやって見ればいいのか、私にはよくわからなかった。

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