映画・DVD評(邦画)

「リンダリンダリンダ」をみた

2011/01/04

文化祭でブルーハーツを即製の女子高生バンドが演奏する。
手早く言ってしまえば、それだけの映画である。

文化祭の前日、彼女たちはバンド崩壊の危機に瀕していた。

映画はその出来事の後からはじまっていて、しっかり描かれているわけではないのだが、台詞を拾っているうちにわかってくることは、どうやらギター担当が指を怪我し、それをきっかけにボーカルが脱退したらしい。

残されたのは、キーボード、ベース、ドラムの三人。古いカセットテープを聴いたら流れてきたのがブルーハーツの歌声。一瞬にしてブルーハーツのコピーをやることに決まる。ギターはキーボードの恵が担当することに。しかしボーカルがいない。たまたま声をかけたのは、日常会話もたどたどしい韓国人留学生のソンだった。

「スウィングガールズ」でもそうだったが、こういう映画のエンドは本番の演奏シーンで締めくくられる。つまり、着地点はほぼ、最初から決まっている。最初は息も合わず、演奏もままならないバンド。メンバーは必死に練習することになる。ライブまでの過程を、この映画は淡々と、おそろしく淡々と描き続ける。

あえて言うと、面白い映画ではない。しかし、つまらない映画でもない。すっごく薄味だが、ちゃんとダシの効いた料理を食べた感じ。しかし、味の濃いものが好みなワタシには、ちょっと物足りない。

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