ネットとコンテンツの関係論

著作権って本当は何なんだろう?

2011/01/04

昨日ご紹介したような動画コミュニティサイトは、著作権侵害の危険を含んでいると指摘する人は当然いるだろう。

実際、そこにアップされた動画を見てみると、投稿者自身が撮影したり、CG・アニメとして作成したような動画はむしろ少なく、目立たない傾向にある。かなり多くの投稿が、テレビ番組・CMや市販DVDの一部をそのまま切り取ったような動画である。

ただ、これは動画コミュニティサイトの性格であるというより、インターネットの性格であるとも考えられる。

インターネットの普及がはじまり、一般人がWebサイトを公開できるようになった当初、タレントのファンサイトなどで雑誌などのグラビアを公開することが問題になったような記憶がある。それと同じだ。

ある意味、こうしたコミュニティサイトは、自分の「お気に入り」「気になる」ものを発表する場でもあるわけで、投稿者の意識としてはたまたまそれがテレビやDVD上のものだった、ということだろう。

しかしたとえば、CMなどはたとえそれが動画コミュニティサイト上であっても上映されるということは、著作者、および広告主にとって喜ばしいことなのではないかと私などは思ってしまうわけである。

PVなどは、もともとの曲のPRという意味では、それがあちこちにコピーされ、上映されることは望ましいことだとも思える。だが、今ではそれ自体が商品化され、販売されている現状ではなかなかそうも言えないという気もする。

さいわいにして現在の動画コミュニティサイトはテレビ画面と同様の画質は望むべくもないので、さほど問題になっていないのだと思う。

しかし、いずれはテレビ画面と同等の画質を持った動画コミュニティサイトが登場するものと思う。それまでに、このあたりちゃんと議論しておかないと、テレビ界がよってたかって潰しにかかるということだって考えられるのだ。

著作権について、今はそれをどのように保護するか、ということばかりが問題となる。しかしながら、車で言えば両輪の片方が欠けているような感じを私などは感じてしまう。

「ここからここまでは使用OK」「ここから先は使用してはダメ」という限定を著作者のほうが設定できる仕組みがあったほうがいいのではないだろうか。

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