コンテンツ評論 テレビ番組評

「JIN~仁(セカンドシーズン)」を全部みた

セカンドシーズンにして、完結編だった。
実際、これで時間の環は閉じてしまったから、ここからは話を続けようがない。
南方仁が咲への思い絶ちがたく、ふたたびタイムスリップを試みる、などということがなければ…(;´∀`)。

ファーストシーズンよりはテンションが下がったという印象だった。
というのは、この物語が持っている要素のほとんどすべてがファーストに盛り込まれていたから。
さらに盛り上げるのは困難な状況でセカンドシーズンはスタートを余儀なくされている。

そこで制作陣がセカンドのテーマとしたのが「歴史への介入」であったと思う。
南方仁が幕末で行ってきた医療行為が、歴史にどんな影響を及ぼすのか、そしてそれは是か非か。

ある意味、タイムスリップSFがかならず陥る落とし穴に落ちてしまったような気がする。

もともと、この作品のコアは単純だ。
「現代の科学知識を持った人間が、過去の時代にタイムスリップして、その知識を活用して過去の人々を救うというストーリーはどうだろう? それに有名な歴史的人物がからむと面白い物語になりそうだ。人を救うという点では、主人公は医者がいいだろう」
これだけだから。

最終回、現代に戻った主人公が、小説を書くからと騙して後輩医師に考えさせたパラレルワールドの解釈。
あえて言えば、 蛇足。SFファンなら常識だし、そうでなければ理解困難。

主人公が幕末の時代で行ったことは、決して無駄ではなかった。
少なくともその行為が少しだけでも「よりよい現在」を作った。
それを実感するだけでよかったのでは?

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