ネットとコンテンツの関係論

参加するという文化

2010/12/28

動画配信サービスも携帯ベースの時代なのだろうか?

CNET JAPANにこんな記事が載っていた

 フロントメディアは4月25日、ユーザー参加型の動画配信サービス「Qlick.TV(クリックドットティービー)」を開設し、4月30日より試験的に提供開始すると発表した。

 Qlick.TVは、携帯電話向けに無料で映像番組をストリーミング配信する。既存の民放TV局と同様、広告収入によって番組を提供する。視聴者はユーザー登録を行なうことにより、無料で、ニュース、天気予報、音楽、アニメなどのコンテンツを視聴できる。

 また、視聴者に向けて番組を配信するほか、視聴者によるディスカッション機能や、フィードバック機能、視聴者自らがジャーナリストとして番組を制作、コンテンツの配信に参加できるという機能を持ち、メディアと視聴者、視聴者と視聴者の双方向コミュニケーションを実現するとしている。

プレスリリースを見ると「ケータイTV」「TV2.0」「双方向コミュニケーション」「ユーザー参加」など、今風キーワードが並んでいる。

携帯向けの動画配信というのが、どれくらい普及するかは別として(ワンセグと違って、通信料金はかかるんだよね。定額にしている人には関係ないかもしれないが)ユーザー参加型ということにはちょっと興味がある。

というのは、いまやケータイ端末には動画も撮れるカメラが内蔵されているからだ。

ユーザーは面倒くさいことは嫌い。DVカメラで撮影して、PCに取り込んで、アップロードして…、ということは、(しっかりした作品づくりを目指す人は別として)普及しにくいと思う。

だから、すでに使われているケータイ動画でのユーザー参加というのは、可能性としてはあると思う。

問題はユーザーに対するインセンティブだと思う。結局、今のユーザーというのは、「参加する文化」をあまり持っていないという気がする。その「文化」をいかに作り上げるか、というのが運営会社にとっての課題だろうね。

YouTubeなどの動画コミュニティサイトが大いに盛り上がりつつあるのは、やはりそういう「参加する文化」ができてきたことによるのではないかと思うのだ。

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