コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ~ヤツらを解放せよ」をみた

2012/06/12

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! スタンダード・エディション [DVD]
この作品は「踊る」シリーズにとって何なんだろう?
青島たちの後日談? 湾岸署への葬送曲? なんだか、そんな感じがした。

「踊る大捜査線」は刑事ドラマの常識を覆した作品として、ドラマ史上に残ると思う。
コミカルでありながらも、シビアに警察組織の内幕を描いて見せたドラマシリーズとも、そこから派生した映画シリーズとも、この映画は雰囲気がちがう。

何より、事件の解決に集中できない雰囲気が漂っている。


年数は経ってしまったが、みんなそれぞれ元気にやっていますよ。という姿を見せたかったのか?
だがそれは、もうかつての「踊る」と同じではなくなってしまっていることを示してしまった。

係長に昇進した青島は、かろうじて熱さは保っているものの、もはや周囲を呆れさせるほどの暴走はできず、むしろ周囲から励まされる存在になりはてている。
室井は偉くなりすぎて、なんだか暗い部屋に閉じこもって協議にばかり時間を費やしている。
湾岸署はなんだか要塞のような防護壁をもった新庁舎に引っ越してしまった。

この新しい湾岸署から、新しいドラマが生まれるのだろうか。
私にはそうは思えない。

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