コンテンツ評論 テレビ番組評

「相棒 season9」をみた

杉下右京と神戸尊「相棒」もseason9を終えたわけで、ずいぶん長く続いているシリーズだ。

私は、実は右京・亀山時代の相棒をほとんどみていない。
ちゃんとみたのは、劇場版の「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」だけだろうか。

相棒が神戸尊に変わったのは、このドラマの性質が少し変わってきたからではないか、と勝手に思ったりしている。

というのは、現在の相棒をみていると、どうも刑事ドラマというよりは名探偵ものにみえるのだ。

特命係は警視庁の一部署ではあるが、どうも指揮命令系統からは超越したところにあるようだ。
杉下右京は、命じられてではなくて、自分から興味を持った事件に首を突っ込んでいく。
卓越した推理能力でその事件の謎を解決しても、自分たちの手で逮捕を行うことはほとんどなく 、あとは捜査一課など他の部署にまかせてしまう。

警察官のあり方というよりは、これは名探偵(決して私立探偵という意味ではなく、過去本格推理小説などに登場した名探偵だ)のあり方ではないだろうか。

警察ドラマとしては、頭脳派の杉下右京には肉体派の亀山薫を組み合わせるのは常道。しかし、名探偵にはそれにふさわしい助手というものが必要ではないだろうか。

シャーロック・ホームズにワトソン博士がいたように、明智小五郎には小林少年がいたように、名探偵としての杉下右京には亀山よりも、神戸尊のほうが助手としてふさわしいキャラクターなのではないか、と思う。

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