ネットとコンテンツの関係論

日本の動画コミュニティサイト「PeeVee.tv」

2010/12/28

日本の動画コミュニティサイト、もしくはそこへの発展途上のサイトとして、FlipclipとMovie Casterをご紹介したことがあるが、また新しい動画コミュニティサイトがオープンした。

CNET JAPANによると、

 ピーヴィーは4月4日、インターネットを介した動画共有サービス「PeeVee.tv」(ベータ版)を開始した。ピーヴィーは、2月14日に設立されたばかりの企業で、PeeVee.tvの運営や動画配信プラットフォームを提供している。

 PeeVee.tvでは、ユーザーが撮影、編集したビデオをアップロードし、一般公開できるほか、特定の相手に限定して公開することもできる。また、他のユーザーが公開したビデオにコメントを書き込むことができ、他社が運営するブログやオークションサイトなどの中にビデオ画面を簡易表示することも可能だ。

さっそく登録してみたが、FlipclipやMovie Casterに比べて、アメリカの動画コミュニティサイトであるYoutube.comRevverに近い感じである。

というのは、まず外部のWebやブログに対して動画を貼り込めるタグが提供されていること、また評価システム(10段階評価)が盛り込まれていることだ。さらに、コメント・トラックバックといったブログ的なコミュニケーション手段が用意されている。見てみたところ、グループ機能などはないが、お友達登録などもそなえていて、ある程度のSNS機能は持っているようだ。

動画フォーマットはmpeg4(QuickTime)のため、再生にはQuickTimeのインストールが必要になる。Firefoxでも再生は問題なかった(操作パネルはないため、巻き戻しや一時停止などはできない)ただ、使える容量が50Mバイトまでというのは気になるところ。アクティブなユーザーならすぐに使い切ってしまうかもしれない。

ところで、私の意見を言わせてもらえば、動画コミュニティサイトは、他のメディアによるコミュニケーションのサポートがまだまだ少ないと思う。PeeVee.tvはようやくブログなみのコメントシステムをそなえたことによって、コミュニケーションが広がる可能性を作った。

動画ユーザーだからといって、いつもいつも動画でコミュニケーションをとるとは限らない。たとえば、動画に対して文字でコメントする、あるいは静止画でレスポンスを返す、といったコミュニケーションは充分考えられる。

というか、文字、動画、静止画、音声など、どんなメディアでも分け隔てなく使えるコミュニケーションサイトができたらいいと思う。誰かが、鼻歌をアップする。それを聞いたユーザーが、たとえば写真で歌のイメージに合った風景を紹介する、そのふたつを素材にしてまた別のユーザーが音と写真を合わせた動画を作ってアップする…。

さまざまなメディアを混ぜ合わせることによって、よりコミュニケーションが広がる可能性もあるのだ。プロのクリエーター同志のコラボレーションに使える可能性もある。

まだまだ動画コミュニティサイトははじまったばかりなので、ぜひさまざまな試みにチャレンジしていただきたいものだ。

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