映画・DVD評(邦画)

「フライ,ダディ,フライ」をみた

2010/12/28

堤真一という役者がいつも演じている人物像といえば、およそ自信に満ち溢れており、口八丁手八丁で腕っ節もそこそこ強そうな男だ。

しかし、この映画では堤はごく普通のサラリーマン、喧嘩もしたことがなく、仕事や家のローンに埋没した、いわば弱っちい男鈴木を演じている。そのギャップにとまどってしまう。どちらかというとミスキャストではなかろうか。

鈴木の娘が暴行された。加害者は高校生ボクサーで、父親は首相の可能性も噂される大物議員。事件をもみ消しにかかってくる。娘は心を病んで、病院から外に出るのをおそれるようになる。

加害者に会いに行った鈴木は、ひょんなことから加害者と素手の勝負を挑むことになる。格闘の素人である鈴木は勝つための過酷な特訓をはじめる。

鈴木の心理があまりよく描かれていない。なぜ、戦わなくてはならないか、そこがよくわからない。普通の社会人だったら、告訴するだろう。そうではなく、素手の勝負で勝たなくてはいけない、勝つことによって何かが開く動機づけが鈴木の側から見えてこない。

普通だったら、娘との会話とか何か、動機づけを入れると思うんだけど。

鈴木に特訓をする在日朝鮮人高校生朴をV6の岡田准一が演じている。
最近、映画出演が目立つ岡田は、V6のキムタクになったのだろうか。

-映画・DVD評(邦画)
-, ,