コンテンツの育て方 コンテンツ文化論

CMカットを拒否して何が起こるというのだ?

2011/02/11

気になった記事。

YOMIURI ONLINE 『CMカット機種、生産中止へ…民放批判に配慮


録画番組を再生する際にテレビCMを自動的に飛ばす「CMオートカット機能」がついたレコーダーやテレビが、姿を消す見通しになった。

大手電機メーカーでこの機能を備えた製品を生産している三菱電機と東芝が、春以降の新製品に、この機能の搭載をやめる。地上放送の完全デジタル化で、再生時にCMを確実にカットできるようになるため、民放各社で組織する日本民間放送連盟が問題視していたことに、電機大手が歩み寄った格好だ。

私は以前からこの動きに対して「くだらない」と意見を言っている。

自動でCMをカットしなくたって、CMを見ない方法はいくらでもある。
たいていのレコーダーには30秒単位で再生をスキップする機能がついているが、これの主要目的はCMのスキップだ。
それも使えなくされれば、視聴者は早送り機能を使うだろう。

要するに、ひとたび視聴者が「CMを見たくない」と思えば、CMは拒否されてしまうのだ。

要するに民放テレビ局には新しいビジネスモデルを考え出す力も意思もない、というのが本当のところだろう。

考えてみなさい。民放テレビのビジネスモデルというものは放送開始から変わっていない。
つまり、60年近く不動のままだ。その間に社会はどれほど変わったか。

新しい時代に向けて、新しいビジネスモデルを開発しなければならない時期に、既得権益の確保ばかり考えているようでは、民放テレビ局のカタストロフもそんなに遠いことではなさそうだ。

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