コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「笑う警官」をみた

笑う警官 [DVD]北海道警裏金事件を下敷きにした、警察サスペンス。

裏金事件で槍玉に挙がった道警は、100条委員会を間近に控えていた。折しも、道警本部に勤務する女性警官が死体で発見される。しかし、道警本部は所轄署の刑事たちを犯行現場から閉め出し、早々に100条委員会で証言する予定の警察官を犯人と断定。さらに拳銃を所持していて危険として、射殺命令を出す。

これに反発する所轄署の刑事たちは、殺人事件の真相を解明して真犯人を捜し出し、射殺命令の出ている警察官を証言まで守り抜くことを目的に結束した。

というのが冒頭の設定だが、要するに警察上層部vs反発する現場の警察官たち(そのコードネームがthe lahghing policemen)の対決を描く物語だ。

事件の真相が徐々に明らかになってくるところはいいのだが、最初に明らかになる婦警殺しの真犯人というのが上司で愛人関係にあったキャリア警察官で、SMプレイをネタに恐喝されていたというのは、あまりにもチープな設定だ。

しかも、その犯人が犯行を認め翌朝の出頭を約束したところで、さっさと立ち去っているからその後、口封じに殺されているし。警察ってのは24時間営業じゃないのか? 射殺命令を一刻も早く取り消させるために、その場で出頭させるのが当然だろ?

さらに裏の裏があらわれてくるあたりで、段々わけがわからなくなってきたり、辻褄があっているようで合わない感覚が襲ってくる。きちんと検証したわけじゃないが、物語の構成がおかしくはないのだろうか。

特に、ハウンドドッグ大友康平演じるバーのマスターが刑事部長の手先で、殺し屋であることが明らかになるあたりでは、冒頭の社会派っぽいタッチが空々しく感じるほど、絵空事っぽく感じた。

おまけに、事件が一段落した後のわけのわからないエンディングが長すぎる。連ドラじゃないんだから。証言者の警察官が100条委員会で証言すべく出頭するところで終わり、がよかったんじゃないの?

-コンテンツ評論, 映画・DVD評(邦画)
-, , ,