映画・DVD評(邦画)

「涙そうそう」をみた

2010/12/12

人気の妻夫木聡、長澤まさみ主演による兄妹愛のドラマ。

涙そうそう スタンダード・エディション

飲食店を出すという夢を持ち、昼は市場の配達、夜は居酒屋で働く21歳の若者洋太郎。彼のもとに妹のカオルが出身地の島からやってきた。実は洋太郎とカオルは血のつながらない兄妹だった。しかし父が失踪し母を失ったふたりは、本当の兄妹よりも仲がいい。カオルが沖縄本土の高校に通うため、兄妹の同居生活がはじまる…。

主人公の部屋が、拾ってきたような古物であふれていることもあって、一度は昭和の時代背景かと疑った。しかし、やはり現代のようだ。それほどストレートな兄妹愛ストーリーなのだ。現代の殺伐とした人間関係とは思い切り隔たった、心温まる(そして題名通り泣かせる)ストーリーである。

ただ、後半兄妹が離れて暮らすようになってからは、やはり「涙そうそう」なエンドに持って行くためか少し不自然。同じ町に暮らしているのだから、それぞれの生活があるとは言っても、もう少し交流があるはずだろう。通い合えない理由はないのだから。週一くらいでカオルが洋太郎のもとを訪れ、つかず離れずの生活を送るのが自然だと思う。

エンドに向かって、ラス前シーケンスで突然洋太郎が発病するのも、なんだかなあ。もともと心臓が弱いとか、前半から伏線を張っておくべきだったのでは?

長澤まさみが、アイドルらしからぬ表現力を見せる。将来が楽しみかも。

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