映画・DVD評(邦画)

「大停電の夜に」をみた

2010/12/28

そういやぁ、停電ってなくなった。
いや、土地によってはまだよくあるのかもしれないが。
子供の頃はよく停電があって、家に必ずローソクの買い置きというのがあった。停電で真っ暗になり、ローソクがともると、なんとなく心細くもあり、またドキドキもしたものだ…。

群像ムービーとでもいうのだろうか、明確な一組の主人公を置くのではなく、数多くの人々が相関を持ちながら、東京大停電の夜を舞台にさまざまに行動するさまを描いている。そのすべてに共通するテーマは男と女の出会いと別れ、特に「別れ」である。

そのため、ストーリーをここには書き記せないが、少年少女から熟年夫婦に至るまで12人の男女が登場し、一夜の出来事の中に彼らの過去も投影されて、切ないストーリーになっている。

灯りを失った夜にキャンドルの灯りが浮かび上がるビジュアルは幻想的で美しい。

ただまあ、こういう形の映画に特有の散漫な感じは、決してまぬがれていないのが残念ではある。バランスの問題なんだけどなあ。

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