コンテンツ文化論 映像表現の研究

シナリオの「SUCCESs」

気になった記事。個人的なメモとして、

誠 Biz.ID:プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術:記憶に焼きつくメッセージはここが違う! コンセプトに磨きをかける6つの方法

(どうでもいいけど、内容に比してタイトルが長いな!)

同じメッセージのプレゼンであっても、伝え方次第で聞き手の印象や記憶への定着度合いは異なります。『アイデアのちから』の著者であるハース兄弟は、記憶に焼きつくメッセージの特徴を、それぞれの6つの要素の頭文字をとって「SUCCESs」と表現しています。

ビジネス映像のシナリオというものは、基本的にプレゼンテーションである。
だから、 この法則が当てはまる、はず。

その6つの要素とは、

  1. 単純明快である(Simple)
  2. 意外性がある(Unexpected)
  3. 具体的である(Concrete)
  4. 信頼性がある(Credible)
  5. 感情に訴える(Emotional)
  6. 物語性(Story)

おお! まさに、これは映像シナリオにも通用する6要素ではないか。
私も、自分なりに体得しているつもりではあったが、こんな簡単なまとめ方があったなんて。

それぞれの要素の活かし方については、元記事を読んでいただくとして、私はこう考える。

1. 単純明快さ
まず、削ぎ落とすこと、かな。伝えたい事実には、実はいろんな枝葉がついていて、それが理解を妨げているケースが多々ある。それらを削ぎ落とし、単純な本質だけを伝えれば、それは頭にスッと入ってくるのだ。枝葉の部分を伝えたければ(伝えるべきかどうか吟味した上で)後から付け加えればいい。

2.意外性
驚き、というか。論理的な説明は、往々にして、説明している最中に「ああ、これはこうなるんだろうな」という推測を生み、結論をかえって印象の薄いものにしてしまいがちだ。説明する事項の中にある一番の「驚き」をまずぶつけることで、全体を印象深いものにできる。

3.具体性
ひとつのデータは、百のほめ言葉にまさる。いくら美辞麗句を並べようと、人は批判的に聞くものなのだ。しかし、そこに具体的な数値がひとつ入ってくると、これがフックとなって聞き手の心に刺さる。ただし、具体性を増そうと、いくつものデータを提示することはいい結果を生まない。

4.信頼性
上と近いが、 たとえば公的機関や有名企業との協業という話に持って行く。よくやるのは、「○○大学と共同開発」「○○省からの委託をうけて」などという話を入れると、それだけで信頼感が高まる、ということですかね。ただし、さりげなくでないと、主体性が失われるので注意。

5.感情に訴える
プレゼンでもそうだが、相手は人間という「感情の生き物」であるということ。極端な話、「好き」か「きらい」かで決まってしまう。最終的には、相手に対してどういう感情を発動させるか、ということが大事だ。そういう意味で、視聴者の像が見えていないと、思わぬミスをする。

6.物語性
映像の場合、これが一番大切。全体がひとつの物語になっていること。最後まで「次が見たい」と思わせないといけない。結論を最初に提示して、それで興味が終わらないようにする。ひとつ「謎」を残しておき、それを解明していって、最後まで興味をつなぐ、などの工夫が大切。

往々にしてクライアントは、視聴者が自分の話を聞きたがっている、と誤解している。
実はそうとばかりは限らない。いかに興味を起こさせて、言いたい話を聞かせるか、というのはそれなりの技術が必要なのです。

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