映画・DVD評(洋画)

「セブンソード」をみた

2010/12/28

そもそも刀剣と一口にいうが、刀と剣はもともとちがう武器である。
刀とは刀身の片側のみに切刃(エッジ)があるものを指し、主に振ることによって敵を斬る武器だ。
剣とは刀身の両側に切刃がある、いわゆる諸刃の武器であり、直線的な刺突をもって攻撃とする。
これでわかるとおり、日本刀は文字通り刀だ。

まあ手短に言ってしまえば「七人の侍」中国版である。

明朝の終わり、新しい王朝である清は「禁武令」を発した。それまで、村々が武器を持って自衛していたのだが、反抗を防ぐために武器を没収することにしたわけだ。これに乗じて、武器の没収を請け負うならず者集団が横行する。

武荘という村では、天山の晦明大師に使者を送り、剣士の派遣を依頼する。晦明大師は弟子の四人、使者の三人を加え、七人に、それぞれに特徴のある剣を授ける。かくて「七剣」の戦いがはじまった。

それにしても、日本刀なんて基本デザインが決まっているから、長いか短いかくらいしかバリエーションがないが、中国の剣は多彩だ。七剣も含め、さまざまな剣が登場する。長いの、太いの、短いの、風が出るやつ、音が出るやつ、柄の中を刀身がすべり動いて、両側から切っ先が出る剣も登場するが、あれって絶対自分を刺すぞ。

当然、それに合わせて剣戟もバリエーションに富んだ展開になる…、はずがそうでもない。七人も剣士がいるのだから、もうちょっと見せる剣戟でもよかったのに…、と思わないでもない。

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