ネットとコンテンツの関係論

動画コミュニティサイト未来形

2010/12/28

フジテレビが動画コミュニティサイトに進出するという話は最近書いたけど、どうも「ああ、またか」というような気がしてならない。というのは、最近どうも似たような現象をあちこち経験しているからだ。

その現象というのは、雨後の筍SNS現象と呼んでいるのだが、あちこちでSNSサービスがはじまっていることだ。これは明らかにmixiの隆盛をにらんでの後追い現象なのだ。私の周辺でも、Livedoorが、楽天広場が、またfreemlがSNSを作って客を呼ぼうとしている。

その昔、パソコン通信の時代にも似たようなことがあって、たくさん小規模ネットが乱立したあげく、つぶれていった。結局は先行してスケールメリットを持っているPC VANやNIFTY-Serveに対抗するだけの力を持てなかった、ということだ。

だから、いくらフジテレビが動画コミュニティサイトで客を呼ぼうとしても、YouTubeを日本語化しただけではなかなか難しいと思う。フジテレビとの連携でインセンティブをつけることは可能かもしれないけれど。

しかし、私ならではのアイデアがないわけではないので、ここに書いてみる。

ひとつめの段階は、動画、音声、静止画(写真・イラスト)をテキストとまったく等価に扱えるシステムの採用だ。

現在の動画コミュニティサイトは、あくまで動画の投稿を中心としていて、そこに文章でコメントをつけたりできる。つまり、誰かが動画を投稿して、それに「おおっ、いいじゃん」とか「それ、どっかで見たよ」というような文字でのコメントをつけることを想定しているわけだ。

しかし、実際のコミュニケーションでは、最初に何がくるかわからない。

「○○の使い方を教えてください」というような文章の投稿が最初にあり、それに「見せたほうが早いから、動画にします」というように動画でのコメントがついたほうがコミュニケーションがうまく行くことがある。

最初に動画を見せて「これにピッタリの音楽をつけて」と書き込む。それに対して音声ファイルのコメントがついてくる、ということも考えられる。

ということは、さまざまなデータを等価に扱えるコミュニケーションシステムがあると、オンラインでのコミュニケーションが新しい段階に到達するわけだ。これは、たぶんまだどこにもない。

さらに、第二段階のアイデアもあるのだが、またにしよう。

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