ネットとコンテンツの関係論

動画によるSNSとは?

2010/12/28

また日本発の動画コミュニティサイトが登場した。

CNET JAPANが伝えるところによると、

 アスクドットジェーピー(Ask.jp)は6月26日、検索サイト「Ask.jp」の新サービスとして、動画の投稿などができる動画共有プラットフォーム「Askビデオ」(ベータ版)の提供を開始した。会員数10万人の獲得を目指す。

さっそく登録してみたのだが、先発の動画コミュニティサイトと比べて、さほどの違いもない。

japan.internet.comが伝えるところによると、

 アスクドットジェーピー 執行役員 COO の大江氏は 「日本人が YouTube で観ているのはテレビ番組のキャプチャが多く、8割程度が違法なコンテンツであると思われる。それに対し、アメリカ人が観るコンテンツはもちろん違法なものもあるが、個人の投稿ビデオなど合法的なものが多い。そういった本来あるべき姿の動画 CGM を日本で作っていく」と語る。

どこかで「動画のmixiを作る」という意味の発言を読んだような気がするのだが、どこだったかわからなくなってしまった。

しかし、mixiにならった機能といえば「足あと」機能くらいのものだろうか。後はYouTubeなど先発の動画コミュニティサイトとさほどの違いはない。

あえて、動画コミュニティサイトの運営者に問いかける。

なぜ、メインの投稿が動画であり、それに対するコメントはテキストのみなのか? 
動画に対するコメントが動画であってもいいはずである。

また「何に関する動画を見せてくれ」というテキスト投稿が先にあって、それに呼応する動画が投稿されてくるのを待つ、というコミュニケーションがあってもいいはずである。

さらに言えば、動画だけでなく、音声であったり、静止画であったり、さまざまなコンテンツが並列に扱われ、コメントやタグで結びつけられていくようなコンテンツ構成を考えることは、そんなに困難ではないはずである。

そうした、さまざまなコミュニケーションのあり方に対応できるようなシステムを構成しない限り、所詮先発サイトの焼き直しにしかならないだろう。

動画コミュニティサイトにかぎらずブログやSNSなど、ユーザーがコンテンツを作っていくようなタイプのサイトをCGM(Consumer Generated Media)と呼ぶらしい。

運営者はシステムを構築、運営するだけで、勝手にコンテンツが増えていき、アクセスも増えていく。うまいビジネスだと思われがちだが、そのほとんどが利用無料の形態をとっているがために、広告収入などで運営せざるをえず、なかなか収益は伸びないそうだ。

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