コンテンツ評論 テレビ番組評

「相棒~元日スペシャル~聖戦」をみた

2012/01/06

「相棒」は、実は最近になって見はじめた。
だから、杉下・亀山時代の「相棒」はほとんど見ていない。

今回のスペシャル版は、2時間超の倒叙サスペンス。

倒叙といえば「刑事コロンボ」「古畑任三郎」などのように、犯人が最初からわかっていて、それをどうやって追い詰めるかを描くミステリーのスタイル。

レギュラー版とちがって、時間がたっぷり使えるということで、特命係の捜査ばかりでなく、犯人側の行動や歴史もじっくり描くことができる、ということで採用されたのだろう。
倒叙は、最初に犯行の一部始終を視聴者に見せてはじまる。
だから良くも悪くも、話が小さな枠の中から発展していかないことが多い。
驚きの真相が明らかになる、というよりは、犯人と探偵の知的なかけひきを楽しむものだ。

今回のスペシャルは、かつて息子を殺された母親が復讐をするストーリー。

渡辺謙の嫁さんである南果保がこの犯人を演じる。
「普通のおばさん」が抜群の知的能力で杉下右京と張り合う、というのはなかなか面白い。
もっとも「普通のおばさん」にしては南果保は可愛らしすぎるが。
年齢も、描かれる回想シーンから考えると、若すぎる気がする。

正直な話、倒叙として感心するほどのストーリーではない。

捜査をめぐって杉下右京と神戸尊が意見を対立させる場面なども見られた。
もうちょっと神戸が中心になる話もみたい気がする。

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