映画・DVD評(邦画)

「仮面ライダー響鬼と七人の戦鬼」をみた

2010/12/28

「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」というのは昨年放映していた仮面ライダーシリーズの一編だが、いろんな意味で独特な作品であった。

「仮面ライダー」という言葉じたいタイトルだけで作品中には登場しない。作品中では仮面ライダーのことを「鬼(オニ)」と呼び、太古の昔から魔物退治にたずさわってきた特殊能力者と位置づけている。きわめて和風なテイストの番組になっていた。

それだけではなく、「鬼」たちの戦い方を音撃とし、楽器を模した武器で戦うという設定になっていた。鬼によっては打楽器、管楽器、弦楽器など得意の分野を持っている。複数の鬼が登場し、サポートする立場の人間も含め、きわめて組織的な戦い方をする。

鬼になるに当たっては、師弟制度が存在し、特定の鬼に弟子入りして修行することになっている。なお、特殊能力を身につけるのは人体改造などの科学力に頼るのではなく「鍛える」ことで可能になると語られている。(笑)

さらに、主人公たる鬼「ヒビキ」と知り合い、親しく交流し、後には弟子になる少年の立場から物語を描く、という工夫もなされていた。他の仮面ライダーシリーズと比べても独特な作品であったと思う。

以上のように面白い設定ではあったが、肝心の番組は、途中でプロデューサー交代などもあり、後半ガタガタになっていった。はっきり言って、夏以降は物語が迷走し、何を描きたいのかよくわからない感じになってしまった。

さて、この映画はその外伝として製作された劇場版である。

過去(戦国時代?)の鬼たちの活躍を描く物語と「仮面ライダー響鬼」の現代の世界とをフラッシュバックしたストーリーだが、要するに東映の夏の子ども向けコンビネーション上映のための映画だ。レギュラー出演者がそれぞれ違う設定で登場したりするが、要するに学芸会。

戦隊もの時代劇と思ったらいいんじゃないか。

-映画・DVD評(邦画)
-, ,