平成徒然草

ひとつの赤いペーパークリップ

2010/12/28

現代版わらしべ長者の話をご存じだろうか?
たしか、テレビ番組でも取り上げられているのを見たから、けっこう多くの人が知っているのではないかと思う。

ITmediaニュースが伝えるところによると、

インターネットの力でペーパークリップを家に換える――そんな夢を持って物々交換の旅を続けてきた男性が、ついにその夢を実現した。

 この男性、カイル・マクドナルド氏は7月8日、自身のブログone red paperclipでこの成果を報告した。

 同氏は昨年7月12日、Craigslist.orgの物々交換セクションに広告を出し、1個の赤いペーパークリップを何かと交換してほしいと求めた。

 クリップは魚の形のペンに化け、その後同氏はドアノブ、キャンプストーブ、発電機、パーティーセット、スノーモービル、ヤークという町への旅行、車、レコーディング契約、米フェニックスの家に1年間住む権利、アリス・クーパーと半日一緒にいられる権利、KISSのスノーグローブ、ハリウッド映画に出演できる権利を経て、カナダのサスカチュワン州キプリングという町の家にたどり着いた。

 同氏は7月12日にキプリングを訪れ、正式に交換を成立させる予定だという。ペーパークリップから家にたどり着くまで、ちょうど1年かかったことになる。

なんとまあ、ペーパークリップが家に化けるとはねえ。
どうやらカイル君はこの家に住むつもりらしいが、さてキプリングってどこだろう。彼のサイトに地図へのリンクが設けてある。

ノースダコタとの国境に近い、とんでもない田舎だ。
何しろ地図で見る限り、まわりには何もないようだ。

しかもこの家、最近リフォームされているとはいえ、1920年に建ったという。築86年というわけだ。

うーん。一応目標の家には違いないが、カイル君これで満足なのかねえ。
一年で家にたどり着いたんだから、あと二年も我慢すればニューヨークの高級コンドミニアムが手に入りそうな気もするが。

それにしても、このキプリングという町では、カイル君を生涯名誉町民として、交換が成立した日を「赤いペーパークリップの日」とするという。滅多と全国ニュースに登場することのない田舎町の浮かれぶりが目に映るようだ。

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