ネットとコンテンツの関係論

米ソニーが動画投稿サイトを買収

2010/12/28

二日つづけて同系統の話題だが、この分野がいま一番ビビッドに動き続けているので、次々とニュースが出てくるから仕方がない。

フジテレビが「ワッチミー!TV」で動画投稿サイトの運営に乗り出したことは記憶に新しいが、今度は映画会社が同様の行動に出た。

ITmediaニュースが伝えるところによると

 米Sony Pictures Entertainment(SPE)はユーザー投稿型ビデオ共有サイトのGrouper.comを6500万ドルで買収したと8月23日、発表した。 Grouper.comは米Grouper Networksが運営する、YouTubeに似たユーザーによる動画投稿を共有するスタイルのサイト。動画はPCで視聴できるほか、PSPやiPodへのダウンロードもできる。

 Grouper.comは独立系のビデオ共有サイトとしては2番目の規模だとSPEは説明。Grouper Networksの経営陣はそのまま引き継がれ、SPEと密接な活動を取っていくという。

私も、Grouper.comというのははじめて聞いた。YouTubeも独立系だろうから、一番目はYouTubeじゃないかな。

CNET JAPANが伝えるところによると

 トラフィック測定企業Hiwiseが2006年5月に発表した調査結果によると、GrouperはUGC(User Generated Contents)ビデオを提供する企業のなかで、8番目の地位につけているという。

独立系というのを外すと、8番手に落ちるらしい。

しかし、テレビ局や映画会社というのは、普通に考えるとユーザー投稿型の動画サイトとは利害が背反する関係ということになる。それがこのように興味を持っているということは、ビジネス上のシナジー効果を認めているということだろうか。

一方、まったく静観しているのが、ビデオカメラなどのメーカーだ。コンテンツ系の企業にくらべて、サイト運営などに腰が重いのはわかるが、本当のシナジー効果があるのはカメラや編集ソフトのメーカーだと思う。

MYCOMジャーナルが伝えるところによると、

「消費者はGrouperのようなサービスで多くの時間を費やすようになっており、世界最大規模のエンターテインメントクリエーターの1つとして、オーディエンスが集まる場所に存在したいと考えている」とSPEの会長兼CEOであるMichael Lynton氏。「Grouperコミュニティの多くのメンバーがSonyのカメラでビデオを撮影し、VAIOやSonyのモバイル機器で楽しんでいる。 GrouperをSony Pictures Entertainmentに組み込むことで、完璧な輪を作れるはずだ」と述べる。

なるほど、ソニーはビデオカメラのメーカーでもあったのだな。(忘れるなよ)
将来的にはソニーのビデオカメラから直接Grouperに動画をアップできるようになるのだろうか?

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