ネットとコンテンツの関係論

DivX Stage6がもたらす衝撃

2010/12/28

YouTubeをはじめとする動画投稿・共有サイトに対する映像制作・放送業界人の反応は、たぶんこんな感じだろう。
「あんな粗い画質では使い物にならない」
業界人は人一倍画質に敏感だからだ。
だが、技術は進歩するもの。
では、テレビなみの画質のYouTubeみたいなサイトが出てきてしまったら、どうなるのか?

CNET JAPANの渡辺聡氏のブログ「DivX Stage6以降の世界」によると、

時々、「これで世の中何かが変わってしまったな」と思えることがある。
(…)
という訳で、DivX Stage6となる。何それ?と問われて一言で応えるのなら、綺麗なYouTube。

DTMマガジンのニュース「YouTubeより高画質「Stage6」をもう体験したか!?」によると、

米DivX社が試験的に運用している動画投稿サイト「Stage6」はもう体験済みだろうか? 話題のYouTubeより遥かに高画質で、ハイビジョン動画もアップ可能。まだオープンしたばかりで利用者はYouTubeと比べると少ないが、すでに多数の日本発のムービーがアップロードされており、ブームが来るのは間違いなし。
(…)
「Stage6」では動画販売の機能も予定されており、高画質な音楽ビデオも販売できるようになるそうだ。

さっそくDivX Stage6に行ってみる。

DivXという名前でピンとくる人はわかると思うが、mpeg4から派生したビデオコーデック(圧縮伸張方式)である。よって、DivX社のサイトからコーデックを含むDivXのプレイヤーをダウンロードして、インストールしないとアップされた動画を見ることはできない。(再生用は無料)

インストールして、Stage6を見てみると、たしかに言われるだけのことはある。映像のサイズも、画質も、Youtubeとは段違い。ただし、そこそこのCPUパワーを使用するらしく。今私が叩いている、古いWindowsノートでは大きい映像をスムーズに再生するのは困難らしい。

ハイビジョンをフルHDの大画面テレビで見るような意味での高画質ではないが、PC画面上で見るモノとしては、十分な画質をそなえている。映像屋が「これなら」と言えるレベルかもしれない。

YouTubeと同様の共有タグ発行機能もそなえている。チャンネルやユーザーのプロフィール機能も同等だ。

これくらいの画質の投稿・共有サイトが安定して提供されるのなら、今後はインターネットTV局を開局するのに何の投資も必要がなくなる。単にコンテンツを作って、アップロードするだけでよいのだ。

もしこうしたサイトがコンテンツ作成者に何らかのキックバックをする(Revverなどがすでに行なっているが、stage6でも動画コンテンツ販売機能を今後実装される予定)ならば、個人のビデオジャーナリストやコンテンツクリエーターの発表の場(そして生計をたてる手段)が確保できるのではないか。

DivX Stage6の画質を体験してみたい方のために、ひとつ動画を貼っておく。
DivXコーデックをインストールしないと見られないと思う。

世界各国で不思議な踊りを踊り続ける男。
見られない人は、DivXをダウンロードしてインストール。

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