コンテンツの育て方

アーチストを応援する

2010/12/28

文化というものは、結局誰かが応援しない限り育っていくものではない。

たとえば、音楽だとすると、楽曲を聴いて楽しむために支払う対価というものが必要なのは当然だ。しかし、どの楽曲、どのアーチストに対しても一定価格という決まりは必要ないと思われる。

応援しているアーチスト、今はまだまだでも今後育ってほしいと期待するアーチストには、ほんの少しでも上乗せして対価を支払う、ということができてもいい。

ITmediaニュースが伝えるところによると、

 モンスター・ラボは、色や言葉で感性的に楽曲を検索できるサイト「monstar.fm」で7月31日、楽曲のダウンロード販売を始めた。ファイル形式はDRMなしのMP3。1曲あたり100円~200円の範囲で、ユーザーが価格を決められる。
(…)
 販売を始めたのは、約40アーティスト、300の楽曲。購入価格は100円~200円の範囲でユーザーが選択でき、標準価格(120円)を超えた分は、アーティストやレーベルに活動資金として支払われる。

標準価格より下回る100円の場合は、誰がその差額を負担するんだろう? というツッコミはさておいて、これは面白い試みだと思う。

応援や期待の心をこめて、少しだけ高めに支払う。その分がアーチストに「心づけ」みたいなものとして渡されるわけだ。これなら、大金持ちでなくても、アーチストを応援することができる。できれば、どのアーチストが一番心づけを稼いでいるのか、ぜひランキングも発表してほしい。

国も、レコード会社やテレビ局などの企業も、結局は音楽などの文化を経済の目でしか見ていない。昔のように大金持ちや貴族がアーチストを保護し、活動を支援することも少なくなった。では、誰がアーチストを応援するのか?

せちがらい世の中だが、ファンしかいないというわけだ。

-コンテンツの育て方
-,