ネットとコンテンツの関係論

動画関係ニュースもろもろ

2010/12/21

今週も動画投稿・共有サイト関係のニュースは絶えることがない。

MYCOMジャーナルが伝えるところによると、

米Microsoftは9月18日(米国時間)、ユーザー投稿型の動画サービス「Soapbox on MSN Video」のベータテスト開始を発表した。個人が作成した動画を手軽に投稿・共有できるコミュニティ向けの動画サービスで、正式版はMSN Videoで提供される。Windows Live SpacesやWindows Live Messengerなど、同社の様々なオンラインサービスにも統合されるという。

Soapbox on MSN Videoは、ユーザーにシンプルで使いやすい操作性を提供する。MPEG-1/2/4やWMVのほか、AVI、ASF、MOV、3GPP、DV Flash、H.264など、主要な動画形式をサポート。ユーザーはシングルステップで動画を投稿でき、サーバー側でSoapboxに適した形に処理される。

マイクロソフトはOS、アプリケーションソフト中心の業態に行き詰まりを感じ、Webベースのサービス提供企業への転換を探っている、という。その一環として、動画サービスの提供も行うということなのだろう。

興味が持たれるのは、WindowsとこうしたWeb系サービスとの連携で、ローカルでの動画作成がシームレスにWebサービスと繋がっていくようなかたちを作りうるかどうか、である。

CNET JAPANが伝えるところ
によると、

 これまで著作権侵害のおそれやそこから生じるビジネスモデルの不在(広告収入をあてにしにくい)という問題を抱えつつ、テレビ番組や人気タレントのプロモーションなどさまざまな試みを続けてきたYouTubeだが、同社はこのほどWarner Musicと提携し、同レーベルが権利を保有する音楽ビデオを無料で配信することになった。(…)さらに、この提携で「YouTubeのユーザーはビデオを投稿する際に 、Warnerの所有する楽曲を合法的に利用できるようになる。」(TechCrunch)という。

 TechCrunchによると、この提携成立の背景には、YouTubeが「投稿(ビデオ)作品中に著作権の設定された音楽が存在することを自動的に探知する技術を開発した」という要因があり、それによって「Warnerは(ユーザーの投稿した)ビデオのアップロードを許可するか拒否するかを選択できるようになる」ほか、「(YouTubeから)Warnerに支払うべき著作権料も自動的に計算される」ようになるという。

著作権ホルダーであるレコード会社や映画会社も、もう動画投稿・共有サイトを無視できなくなってきている。無視や敵視ではなく、一歩進んだスタンスで、共存・共栄をはかっていく術を探っているようだ。

そこに「著作権の設定された音楽が存在することを自動的に探知する技術」というのが登場する。まあ、本当は映像に関しても同じような技術の登場が待たれるところだが、まずは開発しやすい音楽に関する探知技術を設定し、レコード会社系などに歩み寄りたいというYouTubeの生き残り戦術がかいま見える。

この技術って、たとえば既存曲を自分でカバーしたり、編曲したりしても探知できるのだろうか? だとしたらすごいな。

CNET JAPANが伝えるところによると

 AOLは、より多くの人のWebサイトやブログに同社のサービスを利用してもらうべく、映像検索エンジンを開発者向けに公開した。

 Time Warner傘下のAOLは米国時間9月18日、映像検索アプリケーションを構築するためのAPI群を発表した。APIには、高度キーワード検索、タギング、レーティング、RSS、ブログやソーシャルネットワークで映像を共有するためのサポート機能などを含む、いくつかの機能が提供されている。

そう、おそらくは動画サービスが今よりも一般的になっていく過程で、必要不可欠なものが動画検索なのである。

Googleが我々のWebライフの上に及ぼした影響を考えてもわかるとおり、見たい動画に辿り着くためのステップ数が短縮されるほど、ユーザー数も増えるし、利便性も上がる。各サービスに分断されている動画を横断的に探すための検索が実用化されることは今後の展開に極めて重要な役割を持っているのだ。

ちょっとニュースを覗いてみただけで、これだけ数多くの話題が散見されるこの分野というのは、たしかに今いちばんビビッドに動いている分野だといえるだろう。

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