映画・DVD評(邦画)

「時をかける少女」をみた

2010/12/12

「時かけ」といったら、大林宣彦監督の尾道を舞台にした映画とか、NHKのドラマなどが思い浮かぶが、これはアニメーションである。

時をかける少女 通常版

主人公、高校生の紺野真琴は、ふとしたことから時間を遡る能力「タイムリープ」が身についてしまう。面白いのは、彼女がこの能力を自分の思いにそぐわない日常の「リセット」能力としてしか使わないところだ。

未来へ跳ぶやり方がわからなかったのかも知れないが、普通こうした能力を身につけたら、どういう目的に使うことが多いだろう? 万馬券の番号を確認してからレース前に跳び、有り金全部で当たり馬券を買う? 高校生だから買えないのだろうけど。

かくて、タイムリーパーと化した真琴は、数時間~数週間程度の短い範囲でしか「時をかけ」まわらないのである。

後半、未来から来たという人物が唐突に正体をあらわすが、これはむしろなかったほうがいいのかもしれない。真琴のタイムリープ能力の謎解きにもなっているのだが、これととある登場人物の「あなたくらいの年頃の女の子には(タイムリープは)よくあることよ」という言葉と完全に矛盾を形成している。

主人公真琴が、男友達と野球のまねごとをするのが大好きという、ボーイッシュな性格に描かれているのが、可愛らしくていい。

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