コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「ゴールデンスランバー」をみた

2010/12/06

ゴールデンスランバー [DVD]
アミューズソフトエンタテインメント (2010-08-06)
売り上げランキング: 2578
おすすめ度の平均: 4.0

5 オシャレで面白い映画
3 小説っぽい
2 暇で仕方ない方へ
4 エンターテインメント映画として良作!
3 最初は、120点、120…

身に覚えのない首相暗殺犯に仕立てられた男の逃走劇。

洋画にはよくある筋書きだ。
罪を着せられる男を演じるのは、堺雅人。
宅配便のドライバーにすぎないが、以前に芸能人を強盗から助けたということでマスコミに登場し、顔は一般によく知られている、という設定。
薄笑いが特徴的な堺の表情が、この主人公のキャラクターにはよく似合う。

しかも、逃走がはじまってすぐ、どうやら彼に罪を着せたのが警察庁の情報組織だということがわかる。
国家の警察組織の追跡をどうやってかわし、どうやって冤罪をはらすのか。
なかなか面白い物語の枠組みだ。

最初のうちは面白がって見ていられた。
当然、最初から謎は開示されない。
物語が進むにつれて、なぜ彼に罪が着せられたのか、どうやって冤罪をはらすのか、徐々にわかってくるだろうと思ったからだ。

この結末はないだろう。こんなでいいのか?!
主人公は縛にはつかないが、死亡したということにされて事件は終結させられた。
主人公は顔を変えて、別人になりすまし、知人・家族にだけこっそりと生存を知らせる。

つまり、負けたということだ。

堂々と冤罪を晴らし、首相暗殺の謎をあかす。
それでないと、この逃走劇は意味がない。

だったら最初から、そうしたらよかったわけだ。

首相を暗殺したのは誰か、黒幕は誰かもわからないし、逃走を手助けしてくれた人々もいまいちよくわからない。

だいたい、ひどい目にあわせた警察庁の連中への復讐だってしていない。

それで主人公はいいのか? 幸せなのか?

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