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水嶋ヒロの大賞受賞には裏がある?

2010/12/06

俳優の水嶋ヒロが、本名をもじった筆名でポプラ社小説大賞を受賞したそうだ。

私でなくても「え?」と思うのではないだろうか。
先だって水嶋は「執筆宣言」をしたと報じられたばかりだ。
宣言したとたんに、大賞を受賞。はなばなしい作家デビューを飾る。
誰だって疑いたくなるだろう。

表向き、ポプラ社は受賞者が水嶋であったことは知らなかったことになっている。
だが、どこからともなくリークがあったとみえて、スポーツ紙などが受賞者が水嶋であることを嗅ぎつけ、大々的に報じた。

以下はあくまで私の想像である。

出版不況は相当なもので、出版社はどこも窮乏している。
ポプラ社とて例外ではないだろう。
ここで大賞を無名の作家に与えるのと、水嶋のような人気もあり、主演経験もある俳優に与えるのとでは本のセールスがどう違うか、誰だってわかる。

一方、水嶋はもともと作家デビューを夢見て、小説を執筆していたのかもしれない。
彼は今年、妻の絢香ともども所属事務所を離れた。
そういう立場の人間には、いろんな人間が寄ってくるはずだ。
出版社との間を取り持つ人間がいても、全然不思議ではない。

ここで両者の利害が一致する。

出版社はより売れる本を作りたい。
作者は大々的に小説家デビューを飾りたい。
それによって、もう一度注目が集まり、順調に俳優業にも戻れる可能性が出てくる。
(自作の主人公を演じる、などという可能性だってあるだろう)

かくて、俳優は大賞作家として作り上げられた。

出版される作品を彼本人が100%書いたかどうかも、疑問が残る。
少なくとも出版の専門家が徹底的にアドバイスして、売れそうな作品として仕上げてあると思われる。

そう考えると、水嶋が大賞の2000万円を辞退したのもうなづけるというものだ。
実力で大賞を獲ったのなら、堂々と受け取ればいい。
それでなくても今年は俳優としての活動はないに等しく、収入も少ないだろう。

あらかじめ、大賞獲得、賞金辞退まで敷かれたレールの上を走っている、とみた。
ただ、そのシナリオを書いた人物はあまり小説家には向いていないと思う。
なにしろ最初からバレバレだから。

ただ、どうであれ大々的に作家デビューを飾ったとしても、その先は出版社が保証してくれるわけではない。作家として生き残れるかどうかは、本人の資質だと思う。

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