コンテンツ評論 テレビ番組評

「GM~踊れドクター」をみた

2010/12/07

TBS系列の医療現場ものドラマ。昨日が最終回。
目玉としては「総合診療科」を舞台としたところだ。
総合診療科とは、私の理解では、はじめて受診する人が最初に訪れるところで、そこで診察をして病気の原因を見極め、実際の治療は各専門科にまかせる、というものだと思う。
でも、このドラマではどちらかというと、各専門科で持てあました患者が回ってくる部署のようだ。

同じTBS系のドキュメンタリー番組で総合診療科が取り上げてられていたのを見たのだが、登場した医師が語ったことでは一番の武器として「問診」があげられ、検査はむしろ否定的に語られていたように思う。
しかし、このドラマではむしろ患者は検査漬けだ。それも「○○という病気が疑わしい」といっては検査をし、「その可能性はなくなった」といっては別の検査をする。患者はたまったものではないだろうな、という気がする。

こうした病因の追究は、そもそも海外ドラマの「Dr.HOUSE」などからきたものだろう。
フジテレビの「ジェネラル・ルージュの凱旋」などでも取り入れられていたが、エンターテイメントとしては難しすぎる気もする。
なにしろ、なんちゃら症候群、といった専門用語が並べたてられるだけだ。医学知識のないこちらには、どの可能性が高いのか見当もつかない。そこをなんとか面白く見せるのが、脚本の腕だろうが、成功していたとは思えない。

それでか、主人公であるドクターが元売れなかったアイドルで、いまだにアイドルとしての再デビューをめざしている、といった余計な設定がくっつけられており、スラップスティック色が付加されているが、それもどうかと思う。
主役が少年隊のヒガシであるから、踊りは達者だとはいえ。

多部未華子が物語の狂言回し役をつとめる研修医の役で登場。かわいこちゃん女優だと思っていたが、ひと味変わったエネルギッシュな熱演を見せていたのが救いか。

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