ネットとコンテンツの関係論

テレビとラジオの区切りがなくなる?

2010/12/20

文化放送といえばラジオ局だが、そのラジオ局が映像の放送をはじめるという。

ITPlusが伝えるところ
によると、

 ラジオ大手の文化放送はインターネットでの動画配信事業に参入する。ラジオ番組の関連映像をネット向け番組として加工し無料配信、テレビで流れているコマーシャル映像を挿入し利益を得る計画。ラジオ局はこれまで音声情報をネット配信しているが、番組宣伝の色彩が濃く収益には結びついていなかった。

 新事業の名称は「UNIQue the TV」で、ホームページ内に専用コーナーを設け、利用者が好きなときに動画を楽しめるようにする。広告はスポンサーがテレビ用に制作したCM映像をそのまま流用。コンテンツの冒頭や途中、最後などテレビ放送の編成に近い形で挿入する。コマーシャルを活用し、収益を狙う。

要するに、ラジオだ、テレビだ、といった放送の区切りが、だんだん意味をなさなくなってくるということなんだろう。それらは電波の許認可によって区切られているのであり、電波を使わなければ何でもあり、ということになってしまう。

ラジオ局にはラジオなりのコンテンツ制作のノウハウがあり、それに映像を付加することは決して難しくはない。

さらに読み解けば、要するにネットを使った動画配信においては、コンテンツ制作のノウハウだけがすべてだ、ということなのだろう。ネット動画は、テレビによる画一的な放送に飽きた人々を引きつける。そのためには、従来のテレビにないコンテンツがあればよい。

テレビはここ30年ほど、キングオブメディアとして君臨してきたが、それも電波という簡単には使えない媒体を占有してきたからだ。テレビ自身が変わらなければいけない時期も早々に来ると思われる。

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