コンテンツ評論 映画・DVD評(邦画)

「釣りバカ日誌20」をみた

2010/12/07

釣りバカ日誌 20 ファイナル [DVD]
松竹 (2010-05-08)
売り上げランキング: 917
おすすめ度の平均: 4.5

5 最後まで完璧!
3 色々な思いを重ね合わせる‥そんな終わり方
5 釣りバカ日誌が残したメッセージ
5 笑顔でサヨナラ

釣りバカシリーズもこれで終了である。

スーさん役の三国連太郎が高齢になったことがピリオドを打つ最大の理由だろう。
考えてみれば、このシリーズはハマちゃんはデフォルトでいつも同じ調子だが、スーさんの活躍にはムラがある。
で、面白いのはだいたいスーさんが活躍している作品なのだ。
特にここしばらくは、三国が高齢化したせいもあってか、スーさんの登場場面が抑えられていた。
そのために、シリーズとしてマンネリ化は避けられなかったのかもしれない。

この作品は前半2/3はスーさんの亡き友人の孫娘の結婚をめぐる人情喜劇であって、だいたいこのシリーズの既定路線といえる。
そして、さほど面白いストーリーではない。

後半1/3は、スーさんが死の境をさまよう賽の河原の物語で、これはそこそこ面白かった。
なぜ、これを中心に据えなかったのか?

釣りバカにおける「スーさん」という存在を検証する意味でも、スーさんをもっと地獄巡り、天国巡りに引っ張り回してほしかった。
しかし、高齢の三国をそこまで引っ張ることもできなかったのだろう。

ファイナルなのだから、このままスーさんは静かに息を引き取り、その冥福を祈るエンディングでもよかったような気もするが、そこは喜劇。
見事にスーさんは生き返る。鈴木建設の会長職は退くものの、見事なメッセージを残し、笑顔のうちに大団円となるのだ。

このようなシリーズ喜劇映画は、今後どうなるのだろうか?
ぜひ、松竹にはまた新しいシリーズ喜劇をスタートさせてほしいものだと思っている。
マンネリかもしれないが、毎年やってくる行事のようにちょっとだけ楽しみがあるというのもいいものだから。

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