ネットとコンテンツの関係論

ポータル・ビジョン

2010/12/20

最近YouTubeなどの動画投稿サイトを訪れてみて、一番思うのは「番組表がほしい」ということである。

つまり、どこにどんな動画があるか、さっぱりわからん。全部をチェックすることなどもはや不可能なのだから、見たい動画を見つけ出すことなど、無理といっていい。

テレビを考えてみよう。とりあえずこの時間テレビを見て過ごそうと思ったとする。だとすれば番組表を見るだろう。何チャンネルではどんな番組をやっているかが書いてある。その中から見たいと思うものがあれば、そのチャンネルを見る。

まあテレビの番組表など、地上波BS多くても10チャンネル程度だろう。ケーブルやCSなどを契約している人でも、その全部を概観してみるのはそんなに難しくない数だ。

だが、これがその時間帯にやっている番組が数万、数十万もあったらどうするか、どんな番組をやっているか探すだけで、うんざりしてしまうだろう。

YouTubeはこんな状態なわけで、もはや偶然面白い動画を見つけ出すなど不可能に近い。レイティング(評価制度)やタグなどが設けられているが、あの膨大な数の動画の前には無力に近い。

今後は、動画の検索をいかに行うかが技術的な解決策になるのだが、ひとつ思いついた解決策がある。

誰かが、YouTubeの中のおすすめ動画を延々とライブストリーミングで流す、というサイトをやらないだろうか。一種のマッシュアップである。もちろん、テーマだとか、ジャンルだとかで区切ったものでなければならない。

音楽好きなら、YouTubeの中のPVやライブ映像など、音楽ものの動画が次々と再生されるようなサイトである。さらに言えば、配信元はYouTubeに限る必要もない。

つまり、音楽もの映像(もちろんさらに細分化して、たとえばロック、あるいはレゲエといったジャンル分けはしたほうがよいが)が次々に流れるサイトだが、その時々の配信元は時にYouTubeだったり、Revverだったり、DivX Stage6だったりする。ユーザーはそれを意識する必要がない。興味を持ったら、その時の映像をクリックすれば、配信元のサイトに行ってさらに詳しい情報を得ることができる。特に興味を引かれなれば、BGM/Vつまり環境音楽・映像として流し続けることができる。

こうしたサイトが多数登場すれば、気に入ったサイトにアクセスし続ければ、だいたいおすすめの映像(音楽)がエンドレスで流れてくるわけで、いちいちオンデマンドで選択するという手間が省ける。ネット動画なんか短いものが多いから、次々流れてくれると助かる。

いわば、エンドレスで流れる映像のポータルサイトだ。ポータル・ビジョンとでも名付けようか。もちろんポータル・ビジョン自体は広告を入れて運営すればいいわけだ。流れる映像の選択が的確で、クォリティが高いものばかりであれば、それなりのアクセスが期待できるし、広告価値も上がる。

小判鮫商法のその一である。このアイデアを誰か実現するのなら、連絡でもください。

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