コンテンツ評論 映画・DVD評(洋画)

「STAR TREK」をみた

2010/12/11

「バットマン・ビギンズ」と同じで、要するにスタートレックを最初から語り直そうという映画である。ただ、パラレル・ワールドとなっているため、オリジナルのスター・トレックにつながるというわけではなさそうだ。実際、この映画中でスポックの故郷であるバルカン星はブラックホールに飲み込まれてしまう。つまり、この時系列においてはバルカン星はのちのち存在しないということになる。この映画のあとも、オリジナル・シリーズとは違った時間を歩んでいくわけだ。

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5 壮大な物語のプロローグ
3 可もなく不可もなく
3 スタートレック・・・?
1 高評価続出の中であえて言いたい
5 新しき旅の始まりに胸躍る

しかし、ジェームズ・T・カークとそのクルーが主人公であることには違いない。カークが正式にエンタープライズの艦長になる以前を描いていることになるわけだ。

今回は日本語版をみたのだが、この翻訳が「宇宙大作戦」として放映されたオリジナルシリーズの人名や用語になっていた。つまり、スールーはカトー、ウフーラはウラ、モンゴメリー・スコットはチャーリー・スコットになっており、艦長ではなく船長という役職名になっている。
(ちなみにエンタープライズは宇宙艦隊に所属する軍艦なので、船長はおかしいと思う)

登場人物はそれぞれオリジナルシリーズを踏まえたキャラクターになっているが、たんに若いだけではなくやはり違和感がある。一番違和感があるのはカークだろう。
カークって、こんな不良っぽかったっけ? オリジナルシリーズでは、やや直情径行で短絡思考ではあったが、もっと大人だった。この映画では、まるでヤンキーだが。

それにしても、この映画のラストでカークは士官候補生を終えてすぐエンタープライズのような大型艦の艦長をつとめることになってしまうが、これはいくらなんでも無理なんじゃないだろうか。マッコイやウラまで、士官学校の同級生になってしまっているが、これはオリジナルシリーズのファンとしては違和感バリバリだ。スポックとウラが恋仲になってしまうのもだ。

この映画にも続編が作られて、新しいスタトレシリーズがはじまるようだが、違和感がもっと増幅されるのではないかと心配だ。

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