映像文化を語ってみる

映像文化復権元年(10)

2010/12/12

私はネットワーク活動はけっこう古い。

最初はまだインターネットが一般的でない時代で(Junetといっていた)いわゆるパソコン通信の時代だった。アナログ電話回線にモデムを接続して、2400bps程度の遅い速度で通信する。NIFTY-Serveというネットに入った。

ネット体験から学んだことは、ネットはある程度人物像を抽象化するということ。もうひとつ、ネットによって新しい人間関係を作り出せるということだ。

「映像づくりについての知識とノウハウの共有」という理念をネットで実施できないか、と思ったのはそういう体験にもとづいている。

たとえば、映像制作現場で長い経験を持つベテランと、これから映像を作ろうとする若者、普通であればなかなか気軽な交流は持てない。たとえば若者が映像制作現場にアルバイトとして入ったとしても、それはベテランとペーペーのバイトとの関係となり、最初から気軽な話ができるとは思えない。もちろん、仲良くなってしまえば話は別だが。まして、そうした交流を持てる機会も、そんなに多くはないはずだ。

しかし、ネットを使えば、まったく違ったバックボーンを持つ二者が気軽に交流する環境を作り出せる、そう思ったのだ。

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